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Partial orthodontics

部分矯正治療

矯正装置を部分的に装着して、歯をならべる矯正歯科治療です。比較的、簡単な矯正歯科治療と言えます。
全体の矯正歯科治療に比べて、比較的期間も短く、費用も少なくて済みます。
ただし、適応できる症例に限りがあります。

部分的な矯正歯科治療の適応について

  • 前歯だけを部分的にならべる例

    前歯の凸凹を部分的なマルチブラケット装置でならべます。

    歯をならべるすき間が不足している場合は、歯の隣接面(横の部分)を1歯に付き、0.2~0.3㎜ずつ研磨するように小さくしして、すき間を作りならべます。

    前歯の凸凹を部分的な舌側矯正治療でならべます。

    歯をならべるすき間が不足している場合は、歯の隣接面(横の部分)を1歯に付き、0.2~0.3㎜ずつ研磨するように小さくしして、すき間を作りならべます。表側に装置を付けるよりも目立ちませんが、コストが高くなり、手間もかかるため、治療費が高くなります。

  • 虫歯で抜歯した部分のすき間を寄せる

    左上の6番目の奥歯が割れてしまい抜歯する必要が生じた方です。通常、抜歯をした場合はそのままにしておくと両隣の歯が倒れ、下の歯ものびだすため、デンタルインプラント・ブリッジ・入れ歯などの補綴処置を行います。

    6番目の抜いた歯のスペースに7番目と8番目(親知らず)を寄せて治療しています。比較的時間はかかりますが、人工物を入れることなく自分の歯でかみ合わせを回復することができます。

適応できる症例について

  • 奥歯のかみ合わせが悪くないこと

    単純に凸凹している歯ならびをならべるだけなら、簡単です。
    しかしながら、奥歯のかみ合わせがずれている場合には、単純にならべても出っ歯になったり、受け口になったりします。
    部分的な矯正歯科治療を行っても、かみ合わせが悪くなってしまう場合や、きれいに治らないと予想される場合は、全体的な矯正治療をお勧めしています。

  • 凸凹やすき間が部分的に生じていること

    凸凹やすき間が部分的にあって、それ以外のところに問題が少ないことも条件です。
    全体的な咬み合わせに問題があったり、全体的に歯を動かす必要がある場合には、全体的な矯正歯科治療の適応となります。

    適応できる症例は限られていますが、お気軽にご相談下さい。

部分的な矯正歯科治療のポイント

  • 思ったより難しい矯正歯科治療です。
    (動いてほしくない部分を固定する場合があります。)

    部分的な矯正歯科治療では、動かす部分と動かしてはいけない部分がはっきりしています。通常、歯に矯正力を作用させると、歯は動きますが、別のところで反作用が生じます。この反作用をいかに抑えながら治療するかが、部分的な矯正治療のポイントですので、意外に難しい矯正治療と言えます。

    写真は右奥の歯が内側に倒れて生えてきた患者様です。一番奥の歯を外側に起こそうとすると反作用でその手前の歯が内側に倒れようとします。それを抑えるために、内側にリンガルアーチと言う装置を付けて固定しています。

    写真は、むし歯で奥歯を抜歯することになった方です。

    抜歯して生じたスペースを、後ろの奥歯を手前に寄せることで閉じています。
    通常では、手前の歯も後ろに動いてしまい、前歯のあたりにすき間が開いてしまいますが、矯正用アンカースクリューを固定源にすることで、手前の歯に影響が生じないようにしています。
    部分的な矯正歯科治療では、矯正用アンカースクリューを用いる場合も増えてきました。

よくある質問

  • Q.どんな歯ならびでも大丈夫ですか?

    部分的な矯正歯科治療は、適応できる症例が限られます。奥歯のかみ合わせが悪くないこと、凸凹や隙間が部分的に生じていることなどが、適応できる条件となります。部分的な矯正歯科治療を行っても、かみ合わせが悪くなってしまう場合や、きれいに治らないと予想される場合は、全体的な矯正治療をお勧めしています。適応できる症例は限られていますが、お気軽にご相談下さい。

  • Q.期間は短くなりますか? 費用は安くなりますか?

    部分的な矯正歯科治療が適応できるのは、かみ合わせにはそれほど問題が少なく、凸凹や隙間など部分的に生じている症例となります。そのような観点から考えると、比較的軽症の不正咬合と言えます。歯を動かす量が少なかったり、装置を付ける部分が少なかったりしますので、期間は短くなり、費用も安く済むことが多くなります。部分的な矯正歯科治療で治る状態であるかどうかと言った診断の方が重要となります。

  • Q.お手軽な矯正歯科治療に思いますが・・?

    部分矯正では、動かす部分と動かしてはいけない部分がはっきりしています。通常、歯に矯正力を作用させると、歯は動きますが、別のところで反作用が生じます。この反作用をいかに抑えながら治療するかが、部分矯正のポイントですので、意外に難しい矯正治療と言えます。そのため、動かしてはいけない部分にも固定源の意味で装置を付けたり、矯正用アンカースクリューを固定源に使用したりします。

  • Q.昔、矯正治療をしていて、少し後戻りしてしまいましたが、部分的な矯正で治りますか?

    矯正歯科治療後の後戻りの症例には、適応が多いと思われます。以前、矯正治療をしていた場合、奥歯の咬み合わせは問題ない場合が多いと思いますので、部分的な矯正歯科治療で治せることが多いと思います。